若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

9回目の帰省

皆さん、お久しぶりです。

 

私が新婚旅行をしていた関係でブログの更新をおろそかにしておりました。

 

実は3月15日金曜日の夜遅い時間に札幌の実家に帰ってきました。

帰ってきたときは母は布団で寝ていました。

 

次の日、土曜日。

朝起きたら、母が笑顔で「おかえりー」と言ってくれました。

母「おかえりー、ママ髪切ってないよ」

私「??」

 

母は急に髪の毛の話をし始めました。

実は数日前に母が自分で前髪を少し切ってしまったようなんです。

私が帰省したら美容室に行こうと話していたのですが、我慢できなかったようです。

母は自分で前髪を切ってしまいましたが、そこまで変ではありませんでした。

でも、昨日(土曜日)に美容室に行って白髪染めとカットをしてきました。

 

初めて行った美容室だったので、予約時に「母は精神的な病気があるため、なるべく丁寧で手早いカットをお願いします」と伝えていました。

すると、美容師さんは待ち構えていたかのようにすごく手早く案内してくれ、スムーズに優しく施術してくれました。

白髪染めの際は母に何色にしたいか選ばせてくれました。

母は自分で選んだ髪色に染まって、とっても嬉しそうでした。

何度も何度も「ママ髪切ったんだよ、白髪染めもしたの」と嬉しそうに話していました。

今回の美容室は母も気に入ってくれたので、行きつけになる予感です!

 

このことは土曜日に更新したかったのですが、

やっぱり母の側にいるとなにかと忙しいのです。

母はずっと話しています。

「リモコンどこいった?」「あ、これなに?」「なんか落ちてる」「もう何も食べない」「トイレ行くの?」「これ着たらいいの?」などなど。

黙っていることはほとんどありません。

テレビを見ていても、テレビの字幕を読んだりしています。

それぞれの母の言葉にいちいち反応するとすごく疲れます。

反応したところでそれが返ってくることはありません。

言葉のキャッチボールというフレーズがありますが、母の場合は

母が投げたボールを私がキャッチして、私が投げたボールは母を通り過ぎてしまっているようです。

 

母に対して気を遣いすぎて、土日はパソコンを開く前に寝てしまっていました。

母と一緒にいると、母の機嫌を気にして1日があっという間に過ぎます。

大変なことも多いけど、楽しいし笑顔になることも多いです。

 

このブログではそういう毎日のささいなことを綴っていきたいと思っています。

帰省中だけでも毎日更新しないと、毎日の母との出来事を忘れちゃう。

そんな風に思っていますが、無理せず更新していきますね笑