若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

最近の母

千葉に帰ってきてから2週間ほど経過しました。

私は毎日母とLINE電話をしています。

 

昨日は母はデイサービスの日でした。

母は私からの電話に出ると、すぐに話し始めました。

 

母「R(私の名前)のことみんなに話しちゃったよ?よかった?」

私「なんのこと?」

母「Rが結婚したことみんなに話しちゃったよ。みんな良かったね~って言ってくれたよ。R良かったね」

私「そうなんだ。嬉しいね」

母「言っても良かった?」

私「全然大丈夫だよ!もう公表してるから、広めちゃっていいんだよ」

母「みんな良かったですね~って言ってくれたんだよ、良かったね」

私「良かったね」

母「みんなに行っちゃったけど。大丈夫だった?」

私「大丈夫だよ」

母「あの背の高い人にも言っちゃったよ。そしたら、良かったですね~って言ってもらえたよ」

私「背の高い人?」

母「あ、Rは知らないのか。」

私「知らないや笑」

母「今度帰ってきたときに会ったらいいよ。あとね、隣の太ったおばさんにも言ったら、良かったですね~って言ってくれたよ」

私「そっかそっか、良かったね」

 

このくだりは毎回話します笑

きっと母は週2回のデイサービスで毎回私の話をしてくれているんだと思います。

スタッフさんはきっとうんざりするほど、私の結婚話を聞いて、毎回新鮮な反応をしてくれているんですね。

本当にありがたいです。

 

その後も母と世間話をしたり、猫の様子を聞いたり、札幌の天気を聞いたりします。

1つの話題が終わると、母は毎回私にさっきのくだりを話します。

同じことを何回も何回も。

でも、毎回母の声が嬉しそうだから、私は嬉しいです。

電話口の奥からは父が「さっきもその話してたべや」と笑っている声が聞こえてきます。

普段もときどき同じことを話しますが、電話だと数分おきに同じ話をします。

それでも、ちゃんと笑ってくれるし、母も毎回楽しそうだから全然苦じゃありません。

 

最近、母はデイサービスがそんなに嫌ではないのかもしれません。

みんなが「良かったですね」って言ってくれるおかげかなと思っています。

あとは父が毎回送り迎えをしている影響も大きいと思います。

 

昨日は「なんか変な踊りを見せられたから、全然楽しくなかった。習字も書けなかったの。ごめんね」と言っていました。

きっと日本舞踊とか能とかそういう伝統的な踊りを見たんだと思います。

 

やっぱりデイサービス利用者の大半は70歳以上、むしろ80歳~90歳の方々です。

イベントなどもどうしても高齢の方々に合わせたものになってしまいます。

それでも、若い母は我慢してデイサービスに通って、イベントにも参加するから本当に偉いなぁと思います。

これからも母を応援しています!