若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

札幌雪まつり

私が千葉に帰ってきてから、毎日母と電話をしています。

 

私が千葉に帰ってきた翌日、2月7日。

父と母はデートをしました。

普段は行かない大通公園で開催されている札幌雪祭りを見に行ってきたようです。

父からLINEで母の写真が送られてきました。

何枚か送られてきましたが、どの母もぽっけに手を突っ込んで、

もう片方の手でピースをして微笑んでいました。

どの写真も同じ顔で同じポーズなのが面白いです笑

 

母に電話をして雪まつりの感想を聞いてみました

私「今日、パパと雪まつり行ったんでしょ?どうだった?」

母「寒かった!すっごく寒かったんだよ」

私「雪像はどうだったの?」

母「だから、すっごく寒かったって!」

私「雪像はどんなのがあったの?」

母「なんか馬いたよ。でも、本当に寒かったんだから!」

私「そうなんだね。そっちは寒いよね」

母「食べ物もすごく高くて何も食べなかったんだよ」

私「雪まつりの食べ物って量が少ないのに高いよね」

母「そうなのさ。だから何も食べれなかったの」

私「なんか食べたいのあったの?」

母「なんにもない!」

私「そっか笑 楽しかった?」

母「別に。ただ、すっごく寒かったよってことを言いたくて電話したの」

私「そっか、寒かったんだね」

 

こんな感じ。これを3回くらい繰り返したかな?笑

寒かったという思いが強いけど、きっと楽しかったんだと思います。

母が「別に」と言うときは照れてるだけで、本当は楽しかったし、連れてってくれて嬉しかったんだと思います。

 

母「今日は4000歩くらい歩かされたの。すごく歩いたんだよ」

私「それは疲れたね。たくさん歩いたね」

母「すっごい疲れた!たくさん歩かされたから、もう歩きたくない!」

 

父にスマートウォッチを買ってもらった母。

母はスマートウォッチに書いてある歩数を毎日確認できるようになりました。

母は毎日自分が何歩歩いたか教えてくれます。

毎日「もう歩きたくない!」と言っていますが、翌日にはまた歩きます。

1日3000歩くらい歩けば、少しは筋力維持に繋がるかな?

 

母の機嫌がいいときには、父は母をいろんなところへ連れて行ってくれます。

父と母のデートです。

たくさん2人でデートして、楽しい思い出を作ってくれたら嬉しいなと思います。

私がいるときは、2人のツーショットも撮りたいなぁ。