若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

父の誕生日

今日は2月6日のお話です。

 

2月6日は父のお誕生日です。今日、父は57歳になりました!

 

前日に母と一緒に買い物に行って父の誕生日プレゼントを買ってきました。

朝起きて父にプレゼントを渡しました。

母と一緒に選んだあったかい靴下です。

全体はグレーで黄色い文字で「P」と書かれています。

パパの「P」です。

父は「これ冬しか履けないじゃん」と文句を言いつつも、嬉しそうでした笑

 

今日の母は機嫌が悪かったです。

昨日は機嫌良かったのになぁ・・・。

 

母の機嫌が悪い日は母は調子が悪いです。

ずっと部屋を歩き回っていたり、ちょっとしたことで怒ったり。

「今日のお昼ご飯何が食べたい?」と聞いても「ママはいらない。食べなきゃいいんでしょ」と怒ります。

怒っていないときは「ママはご飯いらないからね」と言います。

お昼ご飯を作って机に並べて、「ママお昼ご飯できたよ。食べよう」と声を掛けたら

「ママは食べないよ」と言いながらお昼ご飯を食べます。

言っていることとやっていることが正反対です。

母が調子が悪い日には母の言葉は信じないように、いつも通りの毎日を過ごすように心がけています。

先生にも「いつも通りの生活を心がけてください」と言われています。

調子がいいときはいつも通りというよりも母の希望に合わせて過ごしますが、調子が悪い日はいつも通りを大切にしています。

 

母の調子が悪い日は出かけないのですが、今日は父の誕生日だったので、ケーキを買いに行きました。

ショッピングモールに行っていろんなケーキ屋さんを見て

結局、父はフルーツがたくさん乗っているロールケーキを選びました。

ショッピング中、母はずっと不機嫌そうな顔をしていました。

母に「どんなケーキがいいかな?」と聞いても「知らない」とぶっきらぼうに言われるだけでした。

それでも文句を言わないで歩いてショッピングできて良かったです。

 

自宅に帰ってドラマを見て、父が作ったパスタを食べました。

夕方になっても母の機嫌は悪いままでした。

ずっと不機嫌そうな顔をして、ちょっと顔を下に傾けています。

だいたいは立ったまま黙っています。

「座ってもいいよ」と声をかけたら座るけど、またすぐに立ち上がって黙っています。

これは母が機嫌が悪いときのお決まりポーズみたいなものです。

 

夕食後にみんなでケーキを食べました。

ハッピーバースデーの歌を歌って父はろうそくの日を消しました。

母は電気係をしてくれて、そのときは笑顔になっていました。

ケーキを食べて「美味しい?」と聞くと真顔で「美味しい」と答えてくれました。

食べるスピードが早かったので、きっと本当に美味しかったんだと思います笑

 

そんなこんなで、私が千葉に帰る時間になりました。

母は不機嫌なまま。

最寄り駅まで父が車で送ってくれることになっていましたが、母は「家で待っている」と言っていました。

そう言いつつも、ちゃっかり上着を着ているのが微笑ましかったです。

なぜかは忘れてしまったけど、家を出る直前に母がぐずったんです。

それを見た父が「電車の時間間に合わないんだから、もう来なくていいから!家で待ってて!」と怒りました。

母は「わかった!!パパなんて大っ嫌い!!」と泣きながら玄関にやってきて、車に乗りました笑

最後の最後まで言ってることとやってることが真逆だったのが面白かったです。

 

母は泣きながら後部座席に乗りました。

私は助手席で「ママ、泣いてたらパパに嫌われちゃうよ。泣いてたら嫌な気持ちになるよ。早く泣き止んで」と声をかけると、

しばらくして泣き止みました。

前よりも泣いている時間が短くなったなぁと思いました。

お薬のおかげなのかなぁ?

 

そうして、私は無事に父と母に別れを告げて、千葉に戻ってきました!

明日以降はまた、遠距離介護のお話をします。

母とは毎日電話をしているので、その内容を書き記していこうと思います。