若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

母と弟

今日は母にとってとっても充実した日になったようです。

 

父から聞いた話によると、母は今日起きた時からとっても機嫌が良かったそうです。

どうして機嫌がいいかは分かりません。

でも、本当に最近は母が泣きっぱなしになることが少なくなって

父はきっと過ごしやすくなっていると思います。

 

今日、母は弟とランチをしたそうです。

母と弟が2人でランチデートに行くのは数か月ぶりで久しぶりです。

それで母の機嫌が良かったんだとしたら、毎週デートに連れて行ってほしいですね笑

弟の運転で向かったのは家から15分ほどの場所にあるお蕎麦屋さん。

弟から食事風景の写真が送られてきましたが、

母はとっても笑顔でした。

写真にはかけそばと親子丼が映っており、弟と母のメニューは同じだったようです。

今日、私が電話したときに母は真っ先にそのことを話してくれました。

 

母「今日、T(弟)がお蕎麦屋さんに連れてってくれたんだよ」

私「そうなんだね、良かったね。美味しかった?」

母「すっごい美味しかった!パパもこれから行くんだって!でも、お酒飲んでる」

私「パパはきっと今度行くんじゃないかな?また連れてってもらえたらいいね」

母「うん!R(私)も早く帰っておいで」

私「うん。来週帰るよ」

母「ママ、待ってるからね。早く帰っておいで」

 

こんな感じでとっても笑顔で機嫌よく話してくれました。

私もとっても嬉しかったです。

こんな話もしていました。

 

母「Tすっごく運転上手になったんだよ。1回しかエンストしなかったんだよ」

私「そうなんだ!雪道なのにすごいね。上達したんだね」

母「うん。ちょっっとだけ下手だったけど、すごく上手になったよ」

 

母が嬉しそうに話していました。

普段、機嫌が悪くなると母は「Tなんてだいっきらい!!」と叫びますが、

今日は「Tのこと嫌いじゃないよ。だってママが産んだんだもん」と言っていました。

良かったね、弟よ。

 

今日、テレビ電話もしましたが、母はタンクトップとパンツ(下着)姿でした笑

電話したのが19:45くらいで母もう寝る支度をしていたそうです。

父が母をテレビ電話の画面に映すと、母は「やめてよ!!」と足をパーカーで隠しました。

そうやって父と母はコミュニケーションをとっています。

ちゃかしたりすることも楽しいコミュニケーションだと私は思っています。

優しく接するだけじゃなくて、楽しさを見つけながら接することも大切だと思っています。

案の定、父は母に叩かれていました笑

母は父に「映さないで!」と言いながら父を叩きます。

でも、父も母も笑っています。

そんな様子をみて、私も笑います。

 

こういう小さな幸せが私にとってすごく大切です。