若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

あっという間に大晦日

年末ってあっという間に過ぎていきますね。

12月27日の23時頃に札幌に帰ってきました。

父が最寄り駅まで迎えに来てくれて、母も後部座席に乗っていて

その日は日付が変わるころまでみんなで話したりして起きていました。

 

札幌に帰ってきてから早くも3日目が過ぎようとしていますが、

母の状態はよろしくないです。

すぐ泣く。

なにもしてないのに急に怒り出す。

私や父の言うことを聞かない。

トイレに頻回に行く。(ちょこっとしか出ないor全くでない)

「座っていいよ」と言われるまでずっと立っている。

常に顔が不機嫌。

表情が重力に負けている感じになっている。

 

まさしく顔からし認知症の人だなぁって感じです。

あ、あと、歩くスピードが遅くなりました。

 

ご飯食べようと言っても「何もたべちゃだめなんでしょ!」と怒り出す。

料理を目の前に出せば食べるからまだましなんですけどね。

介護している側からすると、もうしゃべらないでほしい。

もううんざりするし、イライラしちゃいます。

父の苦労が身に染みました。本当に父は献身的ですごいです。

 

昨日、私がお昼寝をしていて、母が起こしてくれました。

その5分後くらいになんか分からないけど母がぐずったんですよね。

急に怒り出した感じです。

それで父と私と母で軽く言い合いみたいになったときに

母が「じゃあもう死ねばいいんでしょ!」と唐突に言い出しました。

寝起きで機嫌が悪かったのもあって、つい私は「うん、死ねばいいんだよ!」と言ってしまいました。

絶対に言ってはいけないことだったのに。

案の定、母は私の言葉を真に受けてしまい号泣。

泣きながらずっと「死ねっていわれた」を連呼。

私が悪いのは分かっていても、あまりにも連呼されるからイライラしました。

私が「じゃあどうやって死ぬのさ!どうせ死ねないでしょ!」と言ってしまいました。

母は「舌噛んで死ねばいいんでしょ!」と連呼。

「死ねって言われた」「舌噛んで死ねばいいんでしょ!」の繰り返し。

30分以上ずっと泣きながら・・・。

そのうちにお風呂が沸いたので、父が促して母はお風呂に入りました。

母が父に髪を洗ってもらっている間に私も少しずつ冷静になってきました。

父は「ママはもう普通じゃないから。普通に話そうと思っても無駄。わかってないでしょ?ママの状況」と私に怒りました。

たしかにそうだなぁ。

私は全然わかってないなぁと思いました。

 

母がお風呂から上がって、父がお風呂に入っている間に

私と母は仲直りしました。

母はお風呂から上がっても泣き続けていたので、私は母を抱きしめました。

「ママが泣いたらママのこと嫌いになっちゃうから、もう泣かないで。あと、死ねって言われたって言うのもやめて。お願いね。」

と抱きしめながら伝えると母は「わかった」と言いました。

それ以降、泣くことはあっても「死ねって言われた」と言うことはなくなりました。

ちゃんと仲直りができて良かったです。

 

明日はいよいよ大晦日

そういえば、今は弟も帰ってきていて今夜は久しぶりに家族4人でしゃぶしゃぶをしました。

弟が新しく買った眼鏡をしていたのですが、あまり似合わないので母が爆笑しています。

母が笑ってくれると家族が和むので、母にはずっと笑っていてほしいです。

 

みなさんも素敵な年末年始になりますように。

よいお年を。