若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

母、習字をしてきた

今日は月曜日なので母はデイサービスの日です。

デイサービスは月曜日と金曜日に通っています。

行くときは父が車で送って、帰りは送迎バスで帰ってきます。

 

母はデイサービスに通いだしてから習字が好きになりました。

以前までは水曜日もデイサービスに通っていたのですが、水曜日は習字の時間がありません。

なので、母は水曜日のデイサービスをやめました。

母はそれくらい習字が好きになりました。

 

今日、母は私の名前を書いてくれました。

父がその習字作品の写真を撮ってLINEで送ってくれました。

その作品を見てびっくり。

だって、全然違う漢字なんですもん。

以前はちゃんと書けていたのに。

下手とか上手とかじゃなくて、訳の分からない漢字が書かれていました。

母に電話してみると「間違えちゃったの!漢字が分からなくなったの!ごめんね!」となぜか逆ギレされました笑

別に漢字を間違えたことに対してはなんとも思わないけど、

なにがあってこんな字が完成したのか知りたかったです。

書いているときに母になにか混乱するような出来事があったのかなぁ。

 

今日は母とLINEでビデオ通話しました。

母はちゃんと暖かい服を着ていました。

今日は父がお休みなのでちゃんと着せてくれたんだと思います。

母は口をへの字に曲げて私を見つめていました。

私は母を笑わせようと思って変顔をしました。

母、大爆笑。

となりにいた父も大爆笑。

認知症になった母が笑うと、なぜか周りの人達もつられて笑ってしまうようになりました。

こうゆう認知症の力というか、周りをちょっと幸せにしてくれるパワーが認知症の方には宿っていると思っています。

 

私は両親が笑っているのが好きです。

母はとなりに父がいるときの方がよく笑います。

父がお仕事を辞めたら、母のそばにはずっと父がいることになります。

母は喜ぶだろうなあ。

私はちょっとしたことしかできないけど、今日みたいに母と父が笑顔でいられるように支えていけたらいいなぁと思っています。