若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

ちんぷんかんぷんな母

母と電話としていると、母のおかしさに気が付きます。

まず、時間感覚や日付感覚がまるでありません。

 

私「今日は何をしたの?」

母「今日はデイサービスで習字してきたよ」

私「そうなんだ。良かったね。なんていう字を書いたの?」

母「○○(私の名前)を書いてきたよ」

私「いや、それ先週でしょ?笑 なんて書いてきたの?」

母「パパの名前書いてきたよ」

父「いや書いてないだろ笑笑笑」

(父は母とリビングにいて電話の会話を聞いています)

私「書いてないんじゃん笑」

母「今日は何も書かなかった!!!」

父「○○って書いたべや」

母「そうだね」

 

こんな感じです。

声は元気なんだけど、言ってることの時間軸が合っていません。

習字の話をしていたのに急に

母「今日はゆめちゃん(デイサービスの看板犬)に会ったよ。散歩するから会えなかったんだけどね」

私「ん?どっち?」

母「ゆめちゃんに会ったよ」

私「散歩してた時に会ったの?」

母「いや、散歩してたから会えなかった」

 

???

 

確かに散歩してて会えない日もあります。

母の言葉は正しいのですが、いつの話をしているのかさっぱり分かりません。

 

母「今日、太った人がいた」

私「どこに?」

母「デイサービス」

私「なんて人?」

母「知らない。太った人。わからない?」

私「私は及川さんって人しか知らないよ。その人は太ってないよ」

母「あ~及川さんね。違う人だよ。」

私「利用者さん?スタッフの人?」

母「利用者さん」

私「それならますます知るわけないじゃん笑笑」

 

こんな感じでちんぷんかんぷんだけど、母との電話は楽しいです。