若年性認知症の母と私。

60歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

11回目の帰省

2024年5月9日、11回目の帰省がスタートしました。

 

9日の12時頃、最寄り駅に着きました。

いつも通り、父が運転する車の後部座席には笑顔の母の姿があります。

私は母の隣に乗り込んでそのまま自宅に直帰しました。

 

父は最近、お昼ご飯を抜く日を作っているそうです。

父なりのダイエットらしいけど、夜のビール辞めた方がいいんじゃないかな?笑

 

私と母はお腹ペコペコだったので、近所のおにぎり屋さんに行きました。

ずっと前からお店があることは知っていたのですが、行ったことがなくて

今回初めて行ってみました。

おにぎりは注文してから握ってくれるタイプのお店で

メニューもたくさんあって玄米、白米、雑穀米で選べました。

母は「ちょっとでいいの」と言って雑穀米の鮭おにぎりを1つ。

私は白米の松前漬けおにぎりと梅こんぶおにぎりを1つずつ。

全部ふわふわのおにぎりでとっても美味しかったです。

母も私のおにぎりを少し食べましたが、「美味しいね」と笑っていました。

ちょっと高いけど、また食べたいなぁと思うおにぎりでした🍙

 

そのあと、ヒルナンデスを一緒に見てからお昼寝を一緒にしました。

久しぶりに母の隣で寝ましたが、母はとても嬉しそうでした。

だけど、私は毎日母と一緒に寝ることはできないし、

私がいないと母は泣きながら寝ることが多いと父から聞いてきたので

今回からはお昼寝は母とするけど、

夜はそれぞれ別の布団で寝ることにしました。

母には子離れも必要です。

 

お昼寝のあと、母とラウンドワンに行きました。

少しだけ預けていたメダルが残っていたのです。

母はラウンドワンに行くことをずっと嫌がっていました。

楽しくないと・・・。

でも、今回は少し楽しめた様子でした。

前よりもメダルをスムーズに入れる事ができて、確変にも入って。

1時間くらいだけだったけど、母と楽しめて良かったです。

 

夜ご飯は母と一緒に作りました。

今日のヒルナンデスで料理研究家の方が作っていた担々麺を作りました。

母には炒めることを担当してもらいました。

途中で火を消さずに最後までちゃんと炒めてくれたのが良かったです。

 

担々麺はちょっとくどかったけど、母はすぐに完食してくれたのでほっとしました。

 

今日1日、母は泣きませんでした。

「泣いたら私が帰っちゃう」と言って泣くのを我慢していました。

そんなに泣きそうな様子もなかったけどね。

 

あと、母は「行きたくない」とか「やりたくない」とか「ママはしちゃだめなんでしょ?」とかのネガティブワードが多いです。

それは性格の問題なのかも知れません。

でも、ネガティブはダメと教え続けてきました。

今日はネガティブワードを言ったあとに「ごめん。ネガティブ言っちゃだめなんだもんね」と言ってくれました。

私にはそれがとても嬉しかったです!

 

母は認知症だけど、ちゃんと言われたことを学んで自分の中に吸収してくれていました。

ちゃんと分かってくれているということに嬉しさと安心感でいっぱいになりました。

 

少しずつネガティブ発言が減ってくるといいなぁと思います。