若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

母、徘徊?

今日の朝、父からLINEが来ていました。

 

「きのうの朝2時ぐらいにママが徘徊した!大雨の中パパの車の鍵開けてた」

 

私は仕事中だったのですが、びっくりして母に電話しました。

でも、母は夜中に外に出ていないと話しました。

ずっと寝ていたようです。

仕事中であったため、ゆっくり話すことができず、電話を切りました。

その後、休憩中に父に電話して詳細を聞きました。

 

月曜日は父はお仕事がお休みなので、夜も自宅にいました。

父は2階のベランダがあるお部屋、母は1階の和室で寝ています。

夜、父はベランダをあけて寝ています。

父によると、夜中にどこかの家の玄関が開いた音、車のドアが開く音、車のドアが閉まる音、玄関のドアが閉まる音がしたそうです。

それは2分くらいの出来事だったそうです。

父は母が外に出たとは思っていなかったようでそのまま寝たそうです。

 

翌朝、夜中のことがなんとなく気になった父。

車の鍵を探しましたが、見つかりません。

普段は玄関のキーラックにかけてあります。

また、不思議なことはもう1つありました。

母が普段使っているデイサービス用の靴が玄関に並べてあったのです。

昨日まではリュックに入っていた靴がなぜか玄関にありました。

しかも、すこし湿っていたそうです。

 

結局、車の鍵は後部座席に置いてありました。

父の推測によると、母は自宅を出てなぜか車に乗り、そのまま車を降りて家に戻ったのではないかということでした。

しかも、なぜかデイサービス用の靴を履いてでかけたのではないかということです。

 

これは、徘徊の前兆?兆候?

それともこれも立派な徘徊?

 

母は夜中の行動を覚えていませんでした。

実際に誰かが夜中に母が外に出た場面を見ていたわけではないので、実際に母がどんな行動をどんな心理状態でしていたのか分かりません。

母は下着(最近はブラトップとショーツです)で寝ていますが、

その格好のまま外に出たのかどうかも分かりません。

大雨だったけど、傘をさしたのかどうかも分かりません。

 

これから母の徘徊のような行動が頻繁になるようであれば、私も千葉から札幌に帰ってくる必要があるかと思います。

また、近所の方々に母の病気の話をしていないので、徘徊が進行すればちゃんと話して協力してもらう必要が出てきます。

 

今日の夕方、仕事が終わって自宅に帰ってきた私は母に電話をしました。

私「夜中はなにをしていたの?」

母「どこにも行ってないよ」

私「別にどこに行ったか聞いてるわけじゃないよ。夜中は何をしていたのかなぁって思っただけ」

母「何もしてないよ」

私「昨日は寝てなかったの?」

母「今日はまだ寝てないよ」

私「今日じゃなくて昨日は寝てたの?」

母「今日はまだ寝てないよ」

私「だから、昨日の話だってば!」

母「今日はこれから寝ようとしてたところ」

 

私は笑うしかありませんでした。思わず、爆笑してしまいました。

だって、昨日のことを聞いているのに今日のことばかり。

仕事終わりで疲れていたのもあって、なんだかすごく面白くなってしまいました。

 

私「昨日は何時に寝たの?9時?11時?」

母「今日はもうすぐ寝るつもりだよ」

私「ずっと昨日のことを聞いてるんだけど、昨日は眠れたの?」

母「だから、今日はまだ寝てないし、昨日も寝てない!」

 

え?昨日寝てないの?午前中に電話したときは寝たって言ってたのに?

 

母の言葉を信じすぎてはいけないですね。

なにを言っているのか、なにが正しいのか分かりません。

 

とりあえず、世間話をしてから電話を切りました。

 

父が夜中に仕事をしている間、母は1人でどうしているのでしょうか。

徘徊していても、家に誰もいないし気付きません。

今回のことが初めてだったかどうかも分かりません。

今までも徘徊のようなことをしていたのかもしれません。

 

とりあえず、このまま様子を見守ることにします。

どうなるのかなぁ・・・。