若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

またまた新しいデイサービスへ

2回目の帰省から帰宅後、朝起きたら母に電話する毎日が続いています。

毎朝母に電話して、朝分の薬を飲むように声掛けしています。

 

先週の金曜日の朝、母に電話しました。

母は電話口で言いました。

 

「この前行った犬がいるデイサービスに行ってみたい」

 

実は、帰省している間に1か所デイサービスの見学に行きました。

母と私の2人でデイサービスの施設見学です。

そこのデイサービスは地域の中で1番広い施設です。

1階がデイサービスで2階以上はショートステイや老人ホームになっています。

 

そこのデイサービスにはセラピー犬として柴犬が1匹います。

名前はゆめちゃん。

ゆめちゃんは1階の事務所で飼われていて、

デイサービスの利用者は誰でもいつでもゆめちゃんと触れ合うことができるそうです。

母にとってゆめちゃんとの触れ合いがとっても楽しかったようです。

 

私は金曜日のうちにケアマネージャーさんに連絡しました。

ケアマネージャーさんもすばやく動いてくれて、

その日のうちにデイサービスの担当者につないでくれました。

デイサービスの担当者さんもすばやく動いてくれて、

今日母はデイサービスの体験に行きました。

 

昨日の夕方、母に電話しました。

私「明日の準備はできてる?」

母「うん。できてるよ。靴と薬をリュックに入れたよ。」

私「よかったね。明日朝9時~9時30分頃にお迎え来るからね」

母「わかったよ。ばいばい。」

 

次の日の朝。デイサービス当日に母に電話しました。

私「朝のお薬は飲んだ?」

母「飲んでないよ。今日は何曜日?」

私「今日は月曜日だから月曜日の朝のところからお薬取って飲むんだよ。」

母「うん。でも昼のお薬ないよ?」

私「今日はデイサービスの体験でしょ?リュックに昼分のお薬入ってるはずだよ」

母「わかった。ばいばい。」

 

デイサービス終わった頃に母に電話しました。

私「デイサービスどうだった?」

母「お年寄りばっかりだった。」

私「月曜日と水曜日で通えそう?」

母「行かなきゃいけないんでしょ?仕方ないもんね。」

 

今日は父のお仕事が休みだったので父にも電話して母の様子を聞きました。

すると驚きの情報がわかりました。

 

母はリュックを家に置いてデイサービスに行っていました。笑

 

せっかく準備したのにね笑

母自身はリュックを忘れたことを気にする様子はなかったようです。

 

 

ケアマネージャーさんと相談して

月曜日と水曜日は今日体験したデイサービスに通って

金曜日は今まで行っていたデイサービスに通ってみることにしました。

 

月曜日と水曜日のデイサービスの特徴はとにかく広いことです。

ひとりひとりに寄り添うというよりも

個人個人で好きなように生活する感じです。

みんなで集まってリハビリをしたり、運動をする時間もありますが、

やりたくなければやらなくてもいいスタイル。

ボランティアの方々が運営している喫茶店も敷地内にあるため、

茶店に出入りすることも可能です。

 

金曜日のデイサービスは地域密着型。

一軒家でひとりひとりに寄り添った活動をしています。

母の場合は一緒にお昼ご飯の支度を手伝ったり、買い物に行ったり。

働いている方の手助けのような立ち位置で過ごすことができます。

生活の延長線上のようなデイサービスです。

 

それぞれ違ったデイサービスに通うことでメリハリのある生活をして

少しでも認知症の進行を妨げることができたらいいなと思います。