若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

今日の母は絶不調

 

今日の母は絶不調でした。

 

まずは朝。

8時頃までは普段通りにちょっと騒いでなぜか2度寝。

8時頃に私が起きたのと同時に母も起きて顔を洗って朝食の準備。

母は自分から朝食の準備ができません。

自分から何かを行動することができないのです。

指示をして見守っていれば母は朝食の準備をすることができます。

 

朝食後に今日の予定を母と一緒に確認しました。

今日は11時にケアマネージャーさんが来る予定になっています。

毎月1回のケアマネージャーさん訪問の日です。

母に昨日のデイサービスのことをケアマネージャーさんに話そうねと声をかけました。

すると、態度が激変。

「昨日のとこなんて絶対行きたくない!」

「年寄りばっかだもん!」

「絶対に行かないからね!!」

「もうほんとに嫌だ!!」

泣きながら叫んでいました。

涙を流すだけじゃなくて声をあげながら泣いていました。

 

でも、私は母のために行ってほしい。

それは昨日伝えていて、母も納得したはずでした。

でも、今日の母は納得していません。

私が何を言っても聞いてくれません。

私が何か話そうとしたら、大声で遮ってくるのです。

そんな状態が1時間くらい続きました。

 

少し落ち着いたころにケアマネージャーさんがやってきました。

ナイスタイミングでした。

ケアマネージャーさんが来ると、母は笑顔で出迎えて麦茶を出しました。

でも、ケアマネージャーさんに昨日のデイサービスのことを聞かれると

態度が一変して、また泣き出しました。

ケアマネージャーさんは必死で母に寄り添ってくれました。

身体をさすりながら母の話を聞いてくれました。

母はデイサービスには絶対に行きたくないの一点張り。

ケアマネージャーさんも私も今後どうしていけばいいのか困ってしまいました。

 

私の思いは母に規則正しい生活を送ってほしいのです。

毎日同じ時間に同じことをする。

そうすることで頭が混乱することを防いでいきたいんです。

デイサービスに行くのは毎日ではないけど、デイサービスに行く日としてルーティン化していけたら、頭の混乱が少し楽になるのではないかなと思っています。

 

母は心の中ではデイサービスに行かなきゃいけないことをわかっています。

でも、頭の中では行きたくないんです。

 

母も葛藤しているんだと思います。

心で思っていることと頭で思っていることが違うから。

そうゆう病気になってしまったから、仕方ない。

だけど、やっぱり母の心境を思うと正直辛いです。

 

ケアマネージャーさんと母と話し合って結論を出しました。

昨日行ったデイサービスを契約する。

契約してデイサービスに通ってもらう。

通ってもらいながら、もっと良いデイサービスがないか探してみる。

 

母の希望は「どこにも行きたくない。何もしたくない。」

困っちゃいますね。

母の希望通りにはならないけど、なるべく母が嫌がらない方法を考えたいです。

 

ケアマネージャーさんが帰るころには母は疲れ果てていました。

放心状態でうなづくこともせず、目はしょぼくれていました。

私は母に横になるよう勧めました。

母は素直に横になり、そのまま2時間ちょっと寝ていました。

 

母が起きたときには15時になりそうだったので

おやつにイオンの中のミスドを食べに行くことにしました。

出かける準備をしていると、母はパジャマのズボンの上から外出用のズボンを着ていました。

こんなことは初めてです。

私は思わず笑ってしまいました。

 

イオンに向かっている間、母は「どこに行くの?」と何度か聞いてきました。

母がイオンに行きたいって言ったから向かっているのに。

こんなこともあまりありません。

 

イオンでミスドを食べて、スーパーで買い物をして。

そろそろ帰ろうと話していたときに私はあることを思いつきました。

母に付いていこう、と。

母がちゃんと車までたどり着けるのか、母の斜め後ろを歩きながら見守ることにしました。

母が道を間違えても何も言いません。

母に聞かれた時だけ答えました。

 

すると、なぜか2階を歩き回っているのです。

フードコートを2周したあと、ゲームセンターまで歩いて

肌着売り場をうろちょろして、またフードコートを歩き回る。

ときどき立ち止まって放心状態になっていました。

50分くらい歩いたところでやっと1階に降りることができました。

1階に降りてからなぜか母は銀だこを買って食べました笑

歩き疲れてお腹がすいたのかもしれません。

その後も先ほどのように話しながらイオン内をうろちょろしました。

 

いつもは私や父が先導して歩いていたので、母だけになるとこんなにうろちょろすることになるんだ。

私は母が近所を徘徊し始めたら本当に怖いなと感じました。

 

最後には母が「どこから来たんだっけ?」と私に聞いたので

私が道案内をしながら帰ることができました。

 

今日の母は本当に絶不調。

こんな母を見るのは初めてでした。

明日から3日間、私はお仕事で1日中家にいません。

母はどう生活するんだろうか・・・。