若年性認知症の母と私。

59歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

母の病院の付き添い

 

今日は11時から母の通院している脳神経外科の受診をしました。

 

朝起きてから11時まで、比較的落ち着いて過ごせたと思います。

実は昨日、母の敷布団をマットレスにしてみました。

父が使っていないマットレスがあったので、父のお古です笑

今まで、母は和室に布団を2枚敷いて寝ていましたが、正直固いんです。

そのことに昨日気が付きました。(ごめんね)

マットレスの上に布団を敷いて寝ていますが、ゆっくり眠れたようです。

朝6時30分に猫にご飯をあげるのですが、それまで寝ていました。

母は「このマットレス固くて眠れない!」と言っていましたが・・・。

 

病院には父と私と母の3人で行きました。

担当の女医さんはとっても優しくて寄り添ってくれます。

でも、母は先生のことが怖いようです。

母は長谷川式認知症スケールテストに恐怖心を抱いているようで、

受診のたびにテストをしなきゃいけないのではないかとびくびくしています。

母は先生の質問や声掛けに対して「はい。大丈夫です。」しか言いません。

まるで小学校の先生に怒られている生徒のようです。

 

先生に母の日常を説明しました。

先生は優しく相談に乗ってくれました。

今までは漢方のお薬しか飲んでいませんでしたが、今日から抗不安薬も処方してもらいました。

1日3回1錠ずつ。

間違えて2錠飲んでしまっても大丈夫だそうです。

内服薬はお薬カレンダーに入れているのですが、声をかけないと薬を飲まないんです。

薬を飲むことを忘れてしまうんです。

漢方と錠剤をホチキスでくっつけてカレンダーにセットしたけど、

これからどうなっていくかは母次第ですね・・・。

ちゃんと抗不安薬の錠剤を飲んでくれたらいいのですが・・・。

 

病院の受診後は母の機嫌がやや悪いです。

先生と話すのが嫌なんですね、きっと。

私や父が先生に相談するのが気に食わないのかも。

でも、怒鳴ったりしないからまだいいかな。

 

15時くらいに母と近所の銭湯に行きました。

母は脱衣所で服を脱げませんでした。

ずっと私のことを見ているのです。

「服を脱いで」と声をかけないと服を脱ぎませんでした。

パンツだけはいた状態でお風呂に入ろうとします。

あわてて声をかけてパンツも脱いでもらいました。

母が何を考えているのか分かりません。

 

母は体を洗わずにお風呂に入ろうとしていました。

声をかけて一緒に洗い場へ移動しました。

洗い場ではシャワーの押すボタンを何度も押してしまいました。

自動的にシャワーが止まることを説明しても、何度も押してしまいます。

母は話を聞いているようで聞いていません。

シャンプーやリンスの仕方もすごく適当。

体を洗う時にボディタオルを渡しましたが、石鹸をつけずに体をこすります。

家でお風呂に入るときも同じようにしているのかな・・・。

 

母の背中の垢をこすりました。たくさん垢が出ました。

母も私の背中をこすってくれました。気持ちよかったです。

 

入浴をしていても母はすぐに出たがりました。

母は自宅でも熱湯に短時間入るのが好きなようです。

でも、私に合わせて15分くらい入浴してもらいました。

私たちの近くで4歳くらいの女の子がお母さんと入浴していて

母は「かわいいね、何歳なの?」と笑顔で話しかけていました。

母と外出することで母が他の人と話す機会ができるので、うれしいです。

母はあまり人見知りもしないタイプなので話しかけるのは得意です。

もっと家族以外の人と交流する時間を増やしてくれたらいいなと思っています。

 

入浴後、私は衝撃的なことを知りました。

母の下着が破けているのです。

母は破けていることに気づいていましたが、それを気にしていませんでした。

そんなに無頓着な人じゃなかったのに。

 

温泉からまっすぐしまむらに行ってパンツを買いました。

自宅に帰って母の下着ケースを見てみると、ほとんどのパンツが破けていました。

母のパンツのほとんどを捨てて新しいものに変えました。

 

母のどこまでを管理したらいいのかわかりません。

管理という言葉遣いが正しいのかも曖昧です。

 

少しずつ母のものを母と一緒に整理していきたいと思いました。