温泉から帰ってきて、風邪を引いてしまいました。
もともと母が微熱で咳をしていたのですが、温泉に行く日には平熱で咳もほとんどでなくなっていました。
ところが、日曜日くらいから父と私の咳がひどくなり、父は一時的に発熱がありました。
私も今、鼻水とくしゃみが止まりません。
今日は母の2か月ぶりの脳神経外科病院の受診日です。
父は朝から声が出にくくなっており、体調が悪かったため、私と母で受診しました。
母「パパは来ないの?」
私「パパは風邪引いてるから来れないよ。家で寝てるよ。」
母「パパと一緒が良かったなぁ。」
私「なんで?」
母「パパは無視しないもん。」
私「だってしつこいんだもん」
母「どこ行くの?」
私「病院」
母「入院するの?絶対行かない!!絶対行かないんだから!!」
車の中でずっとこれの繰り返し。
私も風邪気味で鼻水が止まらないので、途中からイライラして無視。
それでも静かにならず、母はずっとしゃべり続けていました。
病院はいつも30分以上待たされるのですが、今日は5分くらいで呼ばれました。
母は最初は笑顔で先生とお話していました。
でも、私が母の現状と悩みを相談していたら、不機嫌顔になってきて、それ以降先生の顔を見ることはありませんでした。
今日の先生への相談は
①寝るときに服を着ないこと
②被害妄想があること
③ずっとしゃべったり、立ったり、歩き続けていること
です。
①に関しては、先生から母に伝えてくれました。
でも、服を着てもらうのは難しいかもしれないとのことでした。
下着で寝るということが習慣化しているので。
これから寒くなるので、根気強く付き合っていく必要があるそうです。
②に関しては、母の記憶、脳のキャパシティの問題なのかもしれないとのこと。
母は昨日、今日、明日という時間間隔が分からなくなっています。
例えば、「服を着て」と言って服を渡しても「服着るな!って言ってたじゃん!だから着ないよ!」と言われます。
それは母の中で、いつかどこかで誰かに「服を着るな!」と言われた経験があり、それが今のことだと思っている。
じゃあ、どうすればいいか。
それも難しいということです・・・。
根気強く付き合うしかない・・・。
でも、母の頭の中を少しだけ理解できたことは良かったです。
ちゃんと言うことを聞いてほしいけど・・・。笑
③に関しては、先生が母に
「もう子育ても終わったんだから、動き回ることないんだよ。もう家でゆったりしていれる年齢になったんだよ。だから、座っていて大丈夫だよ。」と言ってくれました。
母は「でも、なにかしなきゃいけないなって思うんです」
そうなんだ!と私はびっくりしました。
先生「そうだよね。前まで洗濯とか掃除をしたりしていたし、料理もしていたんだもんね。できなくても、やらなきゃいけないっていう思いは強いんだよね?」
母「はい、そうなんです。」
母、そんな風に感じていたんだ。知らなかった。
先生「でも、家族の方が座っていいよって言うなら、あとはお任せして座ってていいのよ。今まで家族のために頑張ってきたんだから、少しは家族に頼って休んでいいんだからね」
母「はい、ありがとうございます」
母の新たな気持ちをしれて嬉しかったです。
次回の病院受診は2か月後。
今回も同じお薬が処方されました。