若年性認知症の母と私。

60歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

母とビデオ通話

私が千葉に帰ってきて、2週間ほど経ちました。

 

最近は朝に母に電話するのをやめました。

朝、母に電話して薬飲んだか確認しても、飲んだのに飲んでない。飲んでないのに飲んだ。と言います。

母の言葉を信じることができません。

実際に見ないと。

でも、テレビ通話してもうまくお薬カレンダーを映すことができません。

そのうち母も私もイライラしてきます。

だから、朝電話するのをやめました。

そのかわり父が朝、仕事を終えて帰ってきてから薬を飲んだか確認することにしています。

また、デイサービスへ送るのは父の仕事になりました。

母はデイサービスに行くまで1人で過ごすときは朝ごはんを食べられません。

朝ごはんを食べないと母はイライラしがちです。

そのため、父が仕事から帰ってきて、母と朝ごはんを食べて行く支度をしてから車で送っていきます。

そうすることで母は嫌々デイサービスに行くことはなくなりました。

これは、本当に良かったです。

 

いろんなことを試行錯誤しながら、介護者と被介護者にとって1番良い方法をその都度

考えていくのが本当に大事なんだなと感じています。

 

今日は夕方、父に電話してテレビ通話しました。

父と話していると横から母が割り込んできました。

母「これみて!デイサービスで作ったの!」

母が見せてくれたのは母が作った壁飾りの写真でした。

2か月くらい、母はデイサービスでずっとコスモスを作り続けていました(デイサービスの連絡帳に書いてありました)

そのコスモスを1つずつ大きな模造紙に貼り付けて、コスモス畑を描いていました。

150cm×80cmくらいの大きさの作品を持って笑顔で写真に写っていました。

デイサービスに通っていると家ではやらないことをやらせてもらえて

母にとってはすごく良いことだと思います。

また、母はまた習字をしてきたようで、それもビデオ通話で見せてくれました。

とても上手です。

今度このブログに載せれるといいなと思います。

 

ビデオ通話の最後に一緒に暮らしている彼(婚約者)を見せました。

母はとても笑顔で手を振りながら彼の名前を呼んでくれました。

彼は少し照れながら「どうも」と手を振り返しました。

何気ない瞬間ですが、幸せだなぁと感じました。