若年性認知症の母と私。

60歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

母とデイサービス

私が千葉に帰ってきた次の日。

2023年9月27日のお話です。

 

この日は水曜日なので、母は広い施設のデイサービスの日です。

夕方、母に電話しました。

私「今日はどうだった?」

母「ゆめちゃん(デイサービスの犬ちゃん)にお手してもらった。おやつもあげたよ」

私「そうなんだ。よかったね。」

母「金曜日はデイサービスに行きたくない。」

 

母は月曜日と水曜日は広い施設のデイサービスに通っていますが、

金曜日は住宅街の中にある一軒家のデイサービスです。

 

私が札幌にいたころから、母は金曜日のデイサービスに行きたくないと言っていました。

理由は、奇声を上げるおばあちゃんがいるから。

母とそのおばあちゃんに接点はなく、おばあちゃんもわざと奇声を上げているわけではないのです。

おばあちゃんも何かしらの病気があって何かを伝えたくて奇声を上げてしまっているのです。

でも、たしかに狭い一軒家の中にいて、よく知らないおばあちゃんが奇声をあげている場所に行きたくはないなぁと思いますよね。

母の気持ちはごもっともだなと思いました。

でも、金曜日のデイサービスではスタッフの方々と一緒に掃除をしたり、食事を作ったり、買い物に行ったり。

そういった日常の生活の支援をしてくれるデイサービスだったので、行ってもらっていました。

最近の母はだんだん家事ができなくなってきました。

キャベツを半玉千切りするのに、今までの倍以上の時間がかかるし、すごく疲れてしまうようになりました。

金曜日のデイサービスでの活動も母にとって負担になっているかも知れないと思いました。

なので、10月から金曜日に通っていた一軒家のデイサービスを辞めました。

10月からは月曜日と水曜日と金曜日に広めの施設のデイサービスに通うことにしました。

母はそのデイサービスになら行ってもいいと話していました。

これがいつまで続けられるかなぁ・・・。

 

 

ここからは今日のお話。

 

今日は月に1回、自宅にケアマネージャーさんが来る日です。

父は母のデイサービスについて悩んでいました。

 

・母がデイサービスに行く前日から「行きたくない」と騒ぐ

・父が朝仕事から帰ってくるけど、仕事の帰りが遅いときには母のデイサービスのお見送りができない。お見送りをしないと、母は混乱してしまう。

 

父は母がデイサービスに行くのはかわいそうだと話していました。

母の年齢で80歳90歳の方々の中に入って過ごすことがかわいそうだと。

確かに、父の言葉は間違っていないと思います。

でも、自宅で一人でぼんやりしたり、ずっと寝ているよりもデイサービスに行って活動することで脳に刺激を与えていかないといけない。

それは父も分かっています。

 

今回はケアマネージャーさんにそれを相談しました。

母はケアマネージャーさんに泣きながら「デイサービスにはもう行きたくないです」と訴えていたそうです。

ケアマネージャーさんも困ってしまったよう。

 

ケアマネージャーさんと父と母が話し合って、

父が車でデイサービスに連れて行って、帰りは家まで送迎車で帰ってくるようにすることにしました。

 

そうすることで、父が仕事から帰ってきて母と朝ごはんを食べて、母の身支度を手伝ってからデイサービスに向かうことができます。

母はデイサービスに行ったら、スタッフさんと活動をして楽しんでいるようです。

 

父の負担は増えるけど、父は仕方ないよと言っていました。

仕事をしながら、母の介護を付きっきりでしている父は本当にすごいと思います。

私は毎日母と生活することはできないと思います。

遠距離介護だから母にやさしくできているけど、ずっと一緒に生活していたら、母に対してイライラしすぎて疲れると思います。

 

母は父の送迎でデイサービスに通い続けてくれるのかな。

父の体力的にも続けられるかな。

心配も多いですが、なるべく父にも母にも負担がかからないように生活していけたらいいと思います。

 

介護って難しいなぁ・・・。