若年性認知症の母と私。

60歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

今日の母

今日は金曜日です。金曜日は地域密着型の一軒家のようなデイサービスの日です。

金曜日のデイサービスは8時30分頃にお迎えに来てくれます。

母は猫にご飯をあげるために毎朝6時30分に起きて

猫にご飯をあげたらまた布団に横になります。

 

結局、8時前くらいに起きました。

私が起きたのとほぼ同時でした。

きっと家族の誰かが起きるまで母は寝ていようと思っていたんだと思います。

今日は「おはよう」からスタートすることができました。

 

8時に父が起きてきて朝ご飯のサンドウィッチを作ってくれました。

父がサンドウィッチを作っている間、母は父のそばにつきまとっていました笑

私が母に「パパにくっついて歩いてるけど、そんなにパパのこと好きなの?」と聞いてみました。

母は「別にそうゆうわけじゃないけど」と言って父から離れました。

私と父で目を合わせて笑いました。

 

朝ご飯を食べる前から母はずっといろんなことを話し続けていましたが、

毎日一緒に過ごしている父にとってはこれが日常だそうです。

改めて父の愛はすごいなぁと思いました。

 

8時30分頃になってデイサービスの方がお迎えに来ました。

それまでは母は不機嫌でしたが、お迎えに来ると笑顔で出発しました。

身内には不機嫌な様子や怒ったりもしますが、身内以外には常に優しそうな笑顔を見せています。

そのギャップが本当に不思議です。

母は相変わらずリュックを忘れて体1つでデイサービスに行こうとします。

デイサービスの方が声をかけてくれないとリュックを置いて行くのです。

出かける直前までリュックの中身をチェックしていたのに・・・。笑

 

母がデイサービスに行くと、やっと平和な時間です。

でも、母がいない間に掃除や洗濯などやることはたくさんありました。

母がいるとなかなか作業が進まないのです。

掃除をしていても母が割り込んできたりするし、なによりも母がずっと話し続けているのでその対応をするだけで精一杯なんですよね。

 

父は今日の夜に仕事なのでお昼前には寝ました。

 

私は近所の叔母の家に行って千葉のお土産を渡しました。

叔母は母の妹です。

叔母に母の現状について話しました。

叔母は残念そうな顔をしていました。

でも、叔母も母の病気を受け入れてくれています。

叔行ったら行くと、かならず晩ご飯用のおかずを持たせてくれます。

今日はひじきの煮物でした。私の大好物です。

 

帰ってきてまた掃除をしようと思ったのですが、お昼寝をしてしまいました。

2時間くらい寝てしまい、もうそろそろ母が帰ってくる時間になりました。

 

私が慌てて洗濯物を取り込んだあとに母が帰ってきました。

母は帰ってきてすぐに「いろんなことさせられた!カレーとシチューを作らされた!もう行きたくない!でも、また来てねって言われたから仕方ないもんね。」と何度も何度も復唱しました。

何度も復唱するのでしつこくて無視していると

「コンビニにアイスを買いに行きたい」と言い出しました。

私は近所のコンビニのことだと思って母と一緒に歩いてコンビニに向かいました。

母の斜め後ろを付いていく形で歩いていたのですが、母は近所のコンビニを通り過ぎました。

なんと、母はセブンイレブンのアイスが食べたかったようです。

近所のコンビニはセコマかファミマです。

セブンイレブンまで歩いて15分くらい。

往復30分を母と一緒に歩きました。歩いている間も母は話し続けるので「少し静かにできない?」と言ってしまいました。

家に着いてすぐに母はアイスを食べていました。うれしそうでした。

 

晩ご飯も母と一緒に作って食べました。

今日の母は比較的落ち着いていたのではないかなと思います。

ただ、なぜかわからないけど、お薬カレンダーから日曜日の夜分のお薬を飲んでしまいました。

今日の分のお薬はもう飲んだ後だったんですけどね・・・。

お薬を飲んだことを忘れてしまっていたようです。

まぁ、そうゆうときもあるよなぁ程度に考えておきます。

 

明日から1泊2日で祖父母の家に私と母で行きます。

どんな土日になるのかなぁ。