若年性認知症の母と私。

60歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

母、ずっっと話し続ける

昨日から3回目の帰省中です。

昨日の夕方に札幌に着いて、父に最寄り駅まで迎えに来てもらいました。

 

昨日は母は契約後、初めてのゆめちゃんデイサービスでした。

楽しかったと話しているときと行きたくないと言っているときがあります。

そのときの母の感情の波に合わせて発言を変えているようです。

とりあえず、デイサービスは続けられそうです。

 

母と1日を一緒に過ごして感じたことは

『母はずっとしゃべっている』ということです。

 

朝起きた瞬間から「おはよう」ではなく、「今日カラオケ行くの?」と言われました。

確かに、昨日カラオケに行く約束をしましたが・・・。

よっぽどカラオケに行きたいのかなと、そのときは思いました。

しかし、その後も15分おきくらいにカラオケに行くのかどうか聞いてきます。

ひどいときには同じタイミングで何度も聞いてきます。

ほかにも、何度も同じことを聞いてきます。

もううんざりするほど聞いてきます。

 

また、母は人の話を聞きません。

私が梨をむいてほしいと頼んでも、冷蔵庫から出てくるのは梨ではなく、牛乳だったりします。

そして、牛乳をコップにそそいで自分だけ飲むのです。

母が捜し物をしていて、私が指を指しながら「テーブルの上にあるよ」と言うと

母は「わかった」と言ってなぜか玄関に行ったりするのです。

玄関は指を指した方向にはありません。

 

こういうのはどう対応したらいいのでしょうか。

介護と言っても身体的な疲労はほとんどありません。

疲労しているのは精神です。

本当に心が疲れます。

母に対して何度うざいと思ったか・・・。

 

でも、楽しいことがあるのも事実です。

楽しいというかウケるんです笑

 

今日、父と母と私でカラオケに行きました。

父と私が歌に合わせてふざけて踊っていました。

すると普段はノリノリにならない母が「ママも踊ればいいの?」と言って

私や父と同じように踊り始めたのです。

父と私は大笑いしました。

3人でカラオケに行ったのはもしかしたら初めてかもしれません。

10年くらい前に家族でカラオケに行きましたが、そのときは弟もいたはずです。

3人でのカラオケもとっても楽しかったです。

なによりもカラオケは母にとっても良いリハビリになると思うので

母と一緒に楽しめたことはすごくよかったと思います。

 

いつもは遠くから電話で話をしているだけだけど、

実際に母に会うことで介護の大変さを痛感します。

私の場合は大変というかかなりのストレスです。

母の言動の意図がわからない。

でも、意図を理解するのは難しいから、受け入れるしかない。

認知症の母の言動のすべてを受け入れるのって相当なストレスです。

 

母がずっと話し続けるのもやめてほしい。

同じことを何度も言わないでほしい。

何も疑問を持たないでほしい。

 

こんなの人格や人権を否定しているようなものですよね。

でも、苛々が積もるとこんな風に考えてしまいます。