若年性認知症の母と私。

60歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

ケアマネージャーさんが決まらない・・・

 

前回、母と一緒に病院に行った話をしました。

これはその続きのお話です。

 

前頭側頭型認知症の診断が出た時、母は要介護認定を受けました。

市役所の方が自宅にきて、介護認定調査に来ました。

結果的に母は要介護1と認定されました。

 

本来であれば、市役所の方からもらった冊子やパンフレットを参考にしながら

ケアマネージャーさんを決めて介護支援を受けます。

でも、母は頑なにケアマネージャーさんを拒みました。

 

母は自分のことは自分でやるから、誰にも手伝ってほしくないと思っているようです。

でも、実際は言われてもできないことが多く、父の手伝いなしでは生活できません。

 

脳神経外科の先生にケアマネージャーさんが決まらないことを相談しました。

先生は母の目をみて、ケアマネージャーさんの必要性について説明してくれました。

最初は先生の話を聞いても拒んでいましたが、

最終的には先生の言葉に納得してくれたようでした。

 

自宅に帰ってから、ケアマネージャーさんを決めました。

市役所からもらった冊子に介護事業所が書いてあったので

ひとつひとつの事業所について調べて、何か所かに電話しました。

そして、電話口で1番元気のあった方にケアマネージャーさんとして来てもらうことにしました。

 

後日、ケアマネージャーさんが自宅に来て面談しました。

父と母と私とにゃんず達でケアマネージャーさんをお出迎えです。

家族以外の誰かが自宅に来るのは久しぶりで母はとても笑顔でした。

ケアマネージャーさんと一緒に母にどんな介護サービスが必要か考えました。

母は前頭側頭型認知症と診断されてからほとんど家から出ていません。

家にこもってばかりではなく、外に出てほしいと思っていました。

そこで、まずは通所リハビリの体験をすることにしました。

 

ところが。

 

リハビリの体験の前日、私はもう千葉に戻っていたのですが

母がリハビリに行かないと言ってしまったのです。

それも母が私の名前でリハビリ施設に電話したようでした。

なんとか母を説得して、リハビリ施設にも連絡して

予定通りにリハビリ体験はできました。

でも、何をやらかしたのか分かりませんが、そこのリハビリ施設から

「もう、母を見ることはできません。契約はできません。」

と言われてしまいました。

母に聞いても「何もしてないよ。」と一点張り。

どうやら、ほんとうに何もしなかったようです。

スタッフさんに勧められても何もしなかったみたいです。

ケアマネージャーさんから電話がきて、違うリハビリ施設に体験に行くことを勧めてくれました。

今度は体験時に家族の誰かが付き添ってみることにしました。

父は仕事が忙しい時期で私も千葉から出られなかったので、

弟が母のリハビリに付き添うことになりました。

 

弟の仕事の休みに合わせて母はリハビリ施設に体験しに行きました。

弟効果が発揮されたようでそこでは上手く動けていたようです。

 

後日、リハビリ施設の方、ケアマネージャーさん、ヘルパーさんが自宅に来て契約をしました。

 

ヘルパーさんに関しては週に1回1時間、母と買い物を含めた散歩をしてもらうために契約してもらいました。

 

ヘルパーさんは母と同年代で猫好きな方で母も安心したようでした。

 

これから、木曜日の午後はリハビリ、金曜日の15時からヘルパーさん。

母には少しずつ家族以外の人とかかわる時間を増やしてほしいなと思っています。

 

ケアマネージャーさんと一緒に相談しながら介護サービスをうまく活用していきたいと思っています。