若年性認知症の母と私。

60歳の母と27歳の私の遠距離介護日記

母のお尻のその後について

前回のブログで母と一緒に肛門科に行ったお話をしました。

 

肛門科を受診してから

母は肛門科の病院を本当に嫌がるようになりました。

 

母「だってあの病院行ったら、お尻見られるんだよ?泣」

 

数日はそうやって私に訴えていました。

 

私「でも、そのおかげで痔だってことが分かったから良かったじゃん。悪化しなければ、もう肛門科には行かないから、あんまりいきまないようにしてみてね。」

 

私は何度もそうやって声掛けしました。

何回も何回も根気強く伝えて、母はやっと数日で落ち着きました。

 

実際に母が排便時にいきまないようにしているのかは分かりません。

もしかしたら、排便が出ていないかもしれないし、

出ていてもカチコチうんちかもしれません。

真相は本当に分からないのです。

でも、いきまないように声掛けすることでいきんでいないことを祈る、信じることしかできません。

 

母は私や父にお尻を見せてくれません。

もちろん、恥ずかしいですもんね。

母は「痔なんてないよ」と言っているから、見せる意味が分かっていません。

だからこそ、余計にお尻なんて見せてくれません。

 

お尻を見せてくれないから、母の痔が悪化しているのか、現状維持なのか

それとも良くなってきているのか、判別が付けられません。

だから、私も父も悪化していないことを祈ることしかできません。

 

母は目の前にいるのに神頼みしかできないなんておかしいですよね。笑

でも、神頼みすることは精神的にとても楽です。

 

私は介護で大切なことは、「無理をしないこと」だと思っています。

これは介護じゃなくても、仕事や育児にも言える事かもしれません。

 

本来なら、もっとこうした方がいいとか、これがベストな方法というのがあるんだと思います。

母の痔の場合、毎日でも毎週1回でも定期的に母のお尻を診てみるのが良いんだと思います。

でも、できません。

いや、しようと思えば無理やりできるのかも知れませんが、

見るとき~見た後の母の機嫌のことや、私や父の体力、精神力の消耗度合いを考えたら、

やっぱり「無理をしないこと」って大切だと思います。

 

無理をしない程度にベストを尽くす。

 

これは本当に大切だと思います。

 

母の痔に関しては、月に1回くらいは確認したいと思っていますが

上手くできるといいなぁ・・・。

せめて、母がお尻に違和感や痛み、かゆみ、出血がないような状態が

続いてくれるといいなぁ。

(今はなんにも症状がありません!)

 

症状がないからこそ、母はお尻を見せたがらないのですが・・・笑

 

母のお尻が平和でありますように。

排便コントロールができていますように。